放射線課の取り組み

放射線課では児玉病院の理念を基に「質の高い医療」「安心安全な医療の提供」「患者心とするチーム医療」を念頭に日々業務に取り組んでいます。放射線機器では最新の装置を設備しており、質の高い画像を常に提供できるよう放射線技師の知識と技術の向上に努めています。また患者さんにストレスなく検査を受けて頂くために、他職種との連携を強め効率的かつ迅速に検査が行えるよう心掛けています。検査画像においては常勤の医師に加え、週に一度放射線科医による読影も行っています。

医療機器の共同利用について、レントゲン及びCT撮影のご要望がありましたらお気軽にお声掛け下さい。電子媒体にて検査データをご提供致します。(代表:073-436-6557)

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主な医療機器・検査

一般撮影装置

透析患者さんの胸部定期レントゲンや一般内科、整形領域まで幅広く撮影をおこなっています。比較的検査時間が短く患者さんの負担も少ない検査になっています。主に胸部撮影・腹部撮影・骨撮影・関節撮影・骨塩定量(骨密度)撮影をおこなっています。

一般撮影装置

MDCT装置

CT検査はX線を用いて身体の輪切りの画像を撮影する検査です。当院では16列型マルチスライスCTを設備しています。特徴は従来に比べ非常にコンパクトなサイズになっていて、検査時の圧迫感を最小限に抑えつつ、大きな開口径が実現できた事で狭い空間が苦手な方もリラックスした状態で検査を受けて頂けます。また従来に比べ大幅な被ばく線量の減少が実現しています。主に胸部・腹部・頭部・骨の単純撮影を行っています。また必要に応じて造影検査も行います。

MDCT装置

X線TV装置

充実した機能のフルデジタルシステムを搭載し、消化管造影や血管造影等幅広く検査を行っています。また動脈硬化等の原因で、狭窄した血管を拡張させるPTA(経皮的血管拡張術)の際も活躍している装置です。当院では検査利用率も高く、車椅子やストレッチャーからの移乗を容易に実現できる寝台昇降機能が搭載されていることも特徴の一つです。主に食道・胃・十二指腸の消化管造影(バリウム検査)や血管造影検査を行います。血管造影検査とは造影剤を血管内に注入し血管の状態や流れを調べる検査です。透析患者さんでは血管が詰まらないように定期的に検査を行い早期発見、治療に役立てています。

X線TV装置

PACS(医療画像保存・伝送システム)

PACSとは各モダリティ検査で撮影したX線画像データをネットワークに通じて受信し、サーバで保管・管理するシステムです。フィルム化ではなく画像をデータ化し、多機能高精細モニターでの診断を可能にしたシステムで、撮影された画像は即座に伝送され、診察室・病棟・透析室に設置しているモニターで確認ができ、医師の診断を効率的に行う事が可能になります。診察の待ち時間短縮により患者さん負担を軽減し、さらには画像をデータ化する事により画像管理が容易になり、紛失や情報漏洩のリスクを最小限にすることが可能になりました。

PACS(医療画像保存・伝送システム)

主な検査

一般撮影

主に胸部撮影・腹部撮影・骨撮影・関節撮影を行っています。

胸部撮影腹部撮影

CT検査

主に胸部・腹部・頭部・骨の単純撮影を行っています。また必要に応じて造影検査も行います。

 
 
 

X線TV検査

食道・胃・十二指腸の消化管造影(バリウム検査)や血管造影検査を行います。

アンギオ検査(血管造影検査)

造影剤を血管内に注入し、血管の状態や流れを調べる検査です。透析患者さんでは血管が詰まらないように定期的に検査を行い早期発見、治療に役立てています。

骨塩定量検査

骨塩定量検査とは骨を構成しているカルシウムやマグネシウム等のミネラル成分量(骨密度)を測定する検査です。
主に骨粗鬆症の診断に役立てています。当院では現在最も普及しているRA法の一種で手のX線フィルムを解析するDIP法を用いて検査を行っています。透析患者さんには定期的に検査を行い骨粗鬆症の早期発見に役立てています。